タイムテーブルとにらめっこしていると、
どうやら『おくりびと』はレイトショーの回がなく、昼の回しかない。
ACCの方は17時から19時半まで2時間半固定。
てなわけで、最初に『おくりびと』を見たのだった。
いろいろと言われているわけだが、
結局見てしまうと、映像に惹かれてしまっていた。
作品は音楽が盛り上げているとも言われることがあるが、
この作品、特に食事のシーンは音楽はなく、
黙々と俳優が食べている音しか聞こえない。
これが、何だかうまそうに見えてしまう。
いや、おなかがすいてしまった。
もちろん、納棺するところとか、一つ一つの動作が美しいのは確かだ。
これがアカデミー協会の面々に受けて受賞したのだろう。
この作品は山形の庄内地方を舞台にした映画なのだが、
どうも違和感があるシーンがあった。
それは、主人公の実家のシーン。
何かおかしい。
というか、どっかで見覚えのある場所のような気が。
何か上山に似たような場所がw
で、スタッフロールには、山形県上山市のクレジット。
噂では、この映画は上山でもロケを行ったとは聞いていたが。
あ、あれ、かみのやま温泉駅から近いところじゃね?
ってか、
上山市二日町の八幡神社の近くだろ。
どうも、見覚えのある橋とか建物とかが出たと思ったよ。
http://www.yukatade.com/↑上山市観光協会
いやはや、大スクリーンで見る地元はなんて違和感があるんだべな?
主人公の実家は庄内地方ではなく、
上山ですのでお間違いなくw
それだからかどうか知らんが、今日のMOVIE ON やまがたは満員御礼。
空いている座席が、一番奥の仕切りのある座席だったがね。
私が見た回の次の回もどうやら満員だった模様。
ビバ・地元&アカデミー賞。
その後、やっぱりおなかがすいたので
どっかのサイゼリヤでパスタを食べ、
遊学館のACC CMフェスティバル会場へ。
会場は結構遠いだろうと思ったが、それなりの道順で行けば
あっさり5分でついてしまったw
ってか、西バイパスからもスムーズに行けたことを初めて知ったのだった(爆

この遊学館には初めて入ったが、意外と綺麗だった。
もう建てられてから20年になるようだが、やっぱりバブル期の建物は(ry
ただ、トイレは全自動の手洗い器でもなく、ジェットタオルもなく・・・。
しかし、SAYの近くの体育館にしろ、
服部山形美術館にしろ、ここにしろ、
何だか似たり寄ったりの建物が多いのは気のせいだろうか。
あ、大学もそうだw
それはさておいて、今回のCMフェスティバルは
やっぱり『おくりびと』を製作したTUYが幹事局を務めていた。
YTSのドメインなのにトップページへのリンクがなぜかTUYだったのも
それだったようだ。
当然、この発表会の司会進行はTUYの安藤友江アナだった。
会場内には、地元民放の関係者と思われる人も出席していた。
この上映会は2部構成。
第1部では東北地区のファイナルまで勝ち進んだTV・ラジオCMの上映と
銅賞のTV・ラジオCMの上映を。
第2部では銀賞と金賞の上映、そして審査委員を代表してADKの清水健氏の講演が行われた。
第1部は、TUYの社長の挨拶の後、
CMを1時間10分にわたって上映した。
これまた延々とCMが大スクリーンに映し出されるのはやっぱり変な感じが。
でも、これを一つ一つの作品としてみれば、やっぱり面白いものだった。
第2部はADKの清水氏の講演。
清水氏はサントリーのPEPSI NEXのCMを作った人らしい。
なにやら、今回のテーマは『彩』
カラーのある豊かな作品を選考したとのこと。
また、清水氏はこの審査委員に初参加だったこともあって、
このACCの選考の裏側を紹介してくださった。
審査委員には偏りがなく公平に審査できるようにと選んでいるとか。
そんなこんなで、金賞に輝いたのが例のソフトバンクモバイルの家族のCM。
構想1週間であのCMが出来たことには驚いたが、キャスティングも
暇な人をなんとか選んだとかw
それでも、個々の演技やキャラクターが引き立っての金賞なのだろう。
そんなこんなで、全ての上映会は終わった。
受付には、FM山形の岩崎敬アナの姿もいた。
朝から晩までご苦労様です。
なお、イベントではこんなものが来場者に配布された。

作品を紹介したパンフレットと山形のTV・ラジオ民放5局の番組表。
これまた一気にもらえちゃうからいいもんだ。
こうして合計4時間以上のイベントは終わった。
もうすっかり真っ暗だったが、文翔館のライトアップは綺麗だった。
つくづく思ったが、映像作品はそれぞれに人を惹きつける何かがあった。
『おくりびと』は納棺師の動作や途中に挿入される人間ドラマ。
CMには短時間で内容を紹介するだけではなく、キャラクターや内容など。
それらが面白いというだけではなく、感動させたり考えさせられたりする。
音楽や台詞、それに映像のみでの表現されるCMや映画は今でもいいものなのだが、
テレビ番組はどうなのだろうか。
映像で魅せるものなんて、ドキュメンタリーぐらいで
日本のバラエティ番組なんかは聴覚障害者云々でテロップの乱立。
そんなのデジタル放送の字幕機能で代用できるのに、
ろくなコンテンツがない。
もう少し考えてみては。
特に在京キー局様。
で、明日だっけ?