昨日、例のDVD依頼者からメールを貰った後、
どうも、落ち着かなかった。
自分とゆかりのある人が亡くなると、どうも・・・。
あの事件のときもそうだった。
そして、今日。
15:00から市内の曹洞宗のお寺で
同級生の葬儀・告別式が行われた。
ちなみに、山形のおおまかな葬式の流れは、
通夜→火葬→葬儀・告別式
と言う感じ。
東京などと違って、火葬と葬儀の順番が逆である。
私は13:45ぐらいに家を出て、14:00過ぎぐらいにお寺に到着した。
すでに、通夜に出席した同級生?は誘導係に回っていた。
また、お寺には例のメールを送った方をはじめ、
中学時代のクラスメイトなどが集まっていた。
14:30ごろ、今回の葬式で事実上の音頭のようなものをとった方が来た。
クラスの花代の集金だった。これが香典となる。
そして、お寺には続々とクラスメイトが集まり、
中学時代の担任や学年主任。そして、高校の校長もやってきた。
15:00から葬儀が始まり、1時間ぐらいで終わった。
こういった形で中学時代のクラスメイトが集まったのは
非常に残念というか何と言うか。
1度彼を含めて、元気な姿で会いたかった。
彼も中学卒業後、私と同じ学校に通い、一緒に卒業するはずだった。
一度1年生のときに、彼と帰りの電車で話すことがあったが、
それが彼との最後の会話になってしまった。
しかし、喪主の挨拶を聞くと彼は癌だったと言う。
しばらく話などが無かったが、どうやら病気は悪化。
昨年8月の時点で余命半年だった。
私も、クラスメイトも、みんなが完治するだろうと信じていた。
しかし、病気は悪化する一方。
そして、おとといの午後に亡くなった。
今でも彼が亡くなったというのは信じられない。
3年前、あれほど元気な姿だったのに・・・。
改めて、彼にご冥福をお祈り申し上げます。
16:00ごろ、葬儀告別式終了。
なんだか帰っていいのか悪いのかよくわからない雰囲気だった。
そして、やっとのこさ車に乗って帰った
・・・と言いたいが、例のメールを送った方を自宅近くまで送ってから
家に帰ったのだった。
車内では、あまりにも場違いすぎる?BGMがながれてた。
昨日のドライブで掛けていたCD入れっぱなしw
さて、今回初めて曹洞宗の葬式に参列したが、
自分の菩提寺の浄土宗とも違っていた。
まず、寺の本堂の配置のようなもの。
一般弔問客と喪主・親族関係の席は向かい合う形で座り、
仏像?と同級生の骨壷も向かい合う感じになっていた。
中央の開いたスペースは、住職と副住職が何か動いていたり、
そこで弔辞を仏像?に背を向け、同級生の骨壷に向けて話しかけていた。
この配置の仕方からして違うものがあった。
一般的会場での葬儀となると、喪主・弔問客・住職らと
祭壇がちょうど対面する形になる。
また、ウチの浄土宗のお寺の場合、
座席はコの字型にすわり、喪主・親族の席と仏像・骨壷が向き合う形となる。
こうした座席などはやはり宗教・宗派などによって違うのだろう。
また、お経やらも違う。
葬式の開始に当たっては、まず合掌して住職(ナントカ様と司会が言っていた)を迎える。
終了時も、全員合掌して住職を送る。
普通に鐘を鳴らしたり、木魚を鳴らしたりするかと思ったら、
お経の最後の方で、鐘を鳴らすのに加えて、
シンバルも鳴らすようだった。これには驚いた。
どうやらググると、さらに太鼓が加わるらしい。
かなり派手な印象を持ったが、今回の葬式では太鼓はなかった。
ただ、葬式の最後に全員で、お経かなんかを唱えるのは一緒のようだ。
「南無帰依仏 南無帰依法 南無帰依僧」を住職のあとに続けて
全員で3回繰り返して終わった。
浄土宗ではそこんとこ、「南無阿弥陀仏」を10回ぐらい全員で唱えて終了。
葬式の最後に何かしら全員でするというのは、変わんないらしい。
クリスチャンかなんかでいうところの賛美歌大合唱か?
まあ、宗教の考え方やら何やらが違うっちゃあ違うが、
葬式の流れとやらはこんなもんだろう。
ただ、世の中どう動いていくのかは
私もまったく持って知らない。
ライラの冒険の羅針盤ではないが、今後の予言なんて・・・。
しかし、この葬式で一番恐れていたことがある。
それが、式のどこかで笑ってしまうこと。
小学生のとき、祖母の葬式で笑ってしまったことがある。
なぜ笑ったのかと言うと、式の途中の電報紹介でやたら同じ企業からの
電報が多くてなぜか笑ってしまった。
あのときは、「どうせならひとまとめにしやがれ」
と、子どもながら思ったのだろう。
また、お経も笑いやすいものだったり。
先にも述べたが、浄土宗は「南無阿弥陀仏」と唱えるが
それが、「何万だ!何万だ!」と脅迫に聞こえてしまい、
笑ってしまい、当時はまだまだ健康だった?母の体によっかかってしまった。
今回も、危うく弔電紹介やシンバルのところで危険レベルに達しかけたが、
そういうもんだと考えれば、笑うことは無かったのでセーフ。
リアル「笑ってはいけない葬式」とはならなかった。
ただ、別の宗教・宗派の葬式ではどうなるか。