InterBEEでは、各社のブースを回り、
最新の設備などを見ることが出来た。
もちろん、メーカーの担当の方にも、
お話を伺うことも出来た。
だが、なにか引っかかっていた。
来年、8KのBS放送が本放送開始だというのに、
「がんばります」というようなコメントが聞けない。
それは、小寺信良さんのInterBEEの記事にも。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/1092635.html↑インプレス・AV Watch「小寺信良の週刊 Electric Zooma!」11月22日
「8Kはビジネスになるか」の部分がまさにそれだった。
8Kは確かに美しい。
以前にも、東京・砧で毎年行われている、NHKの技研公開でその美しさは十分知っている。
NHK山形での試験放送受信公開はもちろん、
今回のInterBEEでも改めて知ることが出来た。
では、ものは有っても、コンテンツはどうだろう?
スポーツ中継や音楽番組、ドラマなど、8Kが活かされているコンテンツはあることはある。
だが、いま、ゴールデンタイム、
特に地上波の番組で8Kが活かされるコンテンツって、
あるのだろうか?
あのバラエティ番組のあのなぞりテロップとか、
サイドスーパーとか、あんなのを高画質で見せてどうするんだ?
というのを再三ここに書いてきたが、
現状、変わらない。
というか、1990年代や2000年代の番組の作り方を引きずりながら、
2010年代、一応はSNS連動とか、ディレクターが主役をはるとか、
そういうものはあるものの、
なんかこう丁寧な番組というのがない。
作っているのかもしれないが、なんだか目立たないだけかもしれない。
こんな調子で、4Kだの8Kだのとやる意味はあるのだろうか?
コンテンツの作り方というものを、一からやり直してみた番組を
期待したい。
特に、黒船でやってきたネットコンテンツ事業者様には。
そんなこんなで、12月1日を迎えた。
12月1日は、そのデジタル放送記念日でもあり、
愛子さまの誕生日でもあるが、
HTBのonちゃんも誕生日である。
ついに20歳になったという。
その記念に、HTBの局舎でイベントが開催されるらしい。
しかも、スタジオ見学も出来るという。
何を思ったのか、私は北海道に行く準備をしていたのだった。