以前から気になっていた、発達障害のシンポジウム。
山形でも開催しているということを、上山市のゆきわり養護学校内にある
療育センターの方から聞いていた。
そのシンポジウムは、日曜日に山形ビックウイングで
開催されたのだった。
シンポジウムは2部構成。
第1部は、弘済学園の高橋園長による
発達障害を持った子のお話。
というよりも、子育て全般で、
どのように子どもと接していけばよいのか
ということについてのお話。
中でも、性教育について、
深く掘り下げていたのには驚いた。
いや、この問題は、発達障害の有無関係なしに
一番問題のあるお話だったのかもしれない。
ある意味、性教育はタブー視される風潮があるが、
じゃあ、「どのようにして生まれてきたのか」
「どのようにして子どもが出来るのか」
と言ったところを説明できるのかというと、
どうなのだろうか?
という問題も出てきてしまうだろう。
第2部では、山形県内での発達障害をもった子ども、
そして、その親の現状などを、
学校、保護者、就業をサポートする団体、
それぞれの立場からのお話を中心に進行した。
個人的な感想だが、
このシンポジウムは、あくまでも、
発達障害を持った方をサポートする方と、
その当事者の親をメインにしていたものだった。
成人になってから診断を受けた私にとってみれば、
この話を、もうちょっと早く聴きたかったという感想と、
成人の発達障害はどうすりゃいいの?という情報が、
殆ど無かったという印象しかない。
発達障害はここ最近になって
いろいろと出ているが、やはりこうしたシンポジウムも
同じようなものなのだろうか。
地方と都会との差は。
有益な話もあることはあるが、
別の機会があれば、成人の発達障害の対処についてを取り上げた
シンポジウムやらイベントやらに参加してみたいと思った次第である。