フコイダン ヒントでピント|テレビ・ラジオな話|ノフログ ~noof's weblog~ 忍者ブログ

日本の「バカ」が濃くなっていませんか?

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ヒントでピント

昔、テレ朝系で放送されていた、土居まさるさんが司会のクイズ番組
日曜日の夜の番組だったが、
今回はその話ではない。

Hint!がついに完成し、無事に届いた。



Hint!は、簡単にいえば、
BluetoothスピーカーにもなるワイドFM対応ラジオ。

昨年の夏に、ニッポン放送・吉田尚記アナウンサーの
一言によってクラウドファンディングが開始。
目標額は1300万円。
当初は、動きが鈍かったが、終盤になると番組内での告知や
各種媒体を通じて知った方が増えていき、
最終的に1250名、3000万円以上を集めてしまった。

恐らく、このラジオは
この世の中でこの出資者の人数分しかいないと思われる。

現段階で非常に貴重な高級ラジオ・・・のようなものであるHint!
私の誕生日の前日である、7月22日に到着した。

本来ならば、春先に届く予定だったが、
様々な問題が発生し、夏の発送となったらしい。

結果的に、よっぴーからの誕生日プレゼント
になってしまったんだかどうなんだか。

あれから、1ヶ月ほど経過した。
それなりの使用感でも書き綴っていく。




このラジオは、当初の仕様から様々な変更があったらしい。
内蔵アンテナのみだったのが、外部アンテナの取り付け(普通のテレビのアンテナケーブルの取り付け)が可能になっていたり、
microUSB端子を接続してそのまま充電出来たり、
スピーカーを1個だけだったのが、ツイーターを追加していたりと、
様々な変更の末、現在の形となった。


今回は、クラウドファンディング限定カラーである、
ゴールドを発注。シリアルナンバーと刻印ができるので、
ニッポン放送の周波数を。
これで世界にたった一つの「Hint!」が出来てしまった。

Twitterにも到着早々に色々とツイートしていた。
それがこちら

このラジオの特徴の一つが、無指向性スピーカーであること。
普通のスピーカーは聴衆に向いているのだが、
こちらはスピーカーが上を向いている。
Twitterにも書いたが、
そのスピーカーから流れているという感じがしない。
空間から音が流れているのだが、
どこから音が出ているのかがわからない。
不思議な感覚になる。
ただし、本体の直ぐ側で聴くと、そのようには感じない。
離して聴いていると、この不思議な感覚を味わえる。

この感覚、昔、自動車教習所の待ち時間にテレビを観ていた時を思い出す。
その教習所の液晶テレビに接続されていたスピーカーが、
確か、タイムドメインスピーカー
あのスピーカーも無指向性スピーカー(でしたっけ?)

あの時は、テレビでニュースが流れていたのだが、
キャスターの方の声は一体どこから流れてきていたのかが
わからなかった。
テレビから?と思ったが、スピーカーが見当たらない。
よく探してみて、タイムドメインスピーカーだったことに驚いた。

J-WAVE「JAM THE WORLD」をよく聴くのだが、
まさにあの時の感覚を思い出してくれる。

ラジオは、トーク番組などを人の声の周波数に合わせて、
聴きやすく調整しているらしい。
音楽もそこそこいけるが、ジャンルは選ぶかもしれない。
DJミックス番組を聞くが、いい音なんだろうけど
何かパンチとかスパイスとか足りないかな?と言った感じだった。



Hintの操作は、上部の周波数表示部が電源とラジオ・Bluetoothスピーカーの
切り替えスイッチ。側面に音量とFM周波数のダイヤルがある。
それ以外はない。
音質調整や周波数メモリボタンといったものもない。
モード切替で、FMラジオでは緑のLEDが、
Bluetoothモードで青のLEDが光るが、
ずっと光ったままではなく、じわりじわりと
点いたり消えたりを繰り返している。

また、電源には、携帯の充電にも使われているmicroUSB端子が。
入出力端子として、イヤホン端子とオーディオ入力端子、
先程述べたアンテナ端子が付いている。

ぱっと見て、非常にシンプル且つ、
デザインに特化したラジオである。

ラジオの最大の特徴は、
BLEラジオであること。
電話のプッシュ音をラジオ局から送り、BluetoothをONにしたスマホで受信することで、
スマホに番組関連情報が掲載しているページのアドレスを送ることが出来る。
何度か、ニッポン放送の「ミュ〜コミプラス」でも放送されていたが、
iPhoneの場合は、Chromeの通知が出てくる。
通知をタップすることで、関連情報に瞬時にアクセスできた。

これまで、いちいち検索ワードを入力していたが、
そうではなく、放送を使って瞬時にページのリンクを
送ることが出来るのは非常に便利。
ラジオの場合、同音異義語が出ると
検索ワードが曖昧となってしまう。
同じ言葉であっても、違う言葉で検索してしまい、
結果的にページに辿りつけない可能性もあったが、
局からその情報を送ることが出来れば、
スマホ片手に番組を楽しめるようにも思える。

それらを連動させて放送に使えば、
スマホをラジオのセカンドスクリーンにと言ったことも出来るようにも思える。


ただ、問題点も多々ある。

まず、山形ではまだワイドFMが始まっていない。
一応、来年辺りにYBCがやるなんて話もあるらしいが、
それまでは、Bluetoothスピーカーがメインとなるだろう。

次に、緊急警報放送未対応。
このラジオはバッテリー内蔵なので、どこでも持ち運びができる。
しかし、緊急警報放送やら緊急地震速報を受信して、
自動的に電源が入るという機能はない。
せっかく、放送局が開発したラジオだからこそ、
緊急警報放送の普及とかもこのラジオを通じて出来たのではないだろうか?

今回はBLEビーコンがメインとなるので、これも活用しての緊急時の
情報配信をやってほしい。

あとは、使っていて違和感を感じたのが、
電源ボタンも兼ねている周波数表示部。
ラジオを聞いているのであれば、周波数が表示されるのは当然なのだが、
Bluetoothスピーカーモードでも、周波数は表示されたまま。
かと言って、音量を調整すると、音量表示のままとなる。

表示部が搭載されているMDやらCDやらのラジカセであれば、
音量を調節して数秒後には、モード表示やら周波数表示やらに戻る。

ここのところが、なんとなくだが引っかかった。
ラジオを聴いてしまえば、あとは空間で音を楽しむこととなる。
だが、ちょっとしたこの細かな点が気になってしまうと・・・。

他にも、Hintの発表会でも電源が切りにくいなんてシーンがチラホラ有ったが
確かにそれはある。気になりだしてしまうときりがないが。

そういった問題点なども、ソフトウェアアップデートでバージョンアップ・・・なんて出来たら面白いかもしれない。
音量調整やら周波数変更、周波数メモリ機能とかを
スマホのアプリでやってしまい、アプリを操作すれば、
Hintを操作できるなんてのも出来たら面白かったかもしれない。


が、今回はBLEビーコンのお披露目と、
ラジオ局がラジオを作るとどうなるのかという、
実験的要素も兼ねたものである。
機能てんこ盛りとなれば、色々と複雑化してしまう。
シンプルだからこそ、それがいいというのもある。

次のバージョンが出るかどうかは分からないが、
その時はその時でよろしくお願いします。
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