フコイダン あのコンサートの裏 その2|テレビ・ラジオな話|ノフログ ~noof's weblog~ 忍者ブログ

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あのコンサートの裏 その2

長くなったので、分割。


19時に本番スタート・・・なわけだが、
開演前に、ディレクターや司会者やらが登場して、
本番前の注意事項の前説というものはなかった。

一応、テレビ収録ものなら、
お馴染みかも知れない前説だが、
そういったものはない。

普通のコンサートと同様、
場内アナウンスでの注意のみであった。

そして、今回演奏する、
仙台フィルハーモニー管弦楽団の方々がステージに登場。
放送では一切流れないオーケストラのチューニングのあと、
今回の編曲や指揮を担当された藤野浩一さんが登場。


今回の司会の城島茂さんとNHKの橋本奈穂子アナも登場し、
オープニング曲が流れ、
布施明さんの「君は薔薇より美しい」で幕開けた。





放送上では、司会の2人、指揮者、オーケストラの登場、
オーケストラのチューニングは流れるわけがなかった。

あのあとは、ほぼ放送で流れたものそのままではあるが、
数曲続けて流れる場面に関しては、
譜面の交換や舞台上のセッティングの関係で
すぐに次の曲に入らず、曲が終わったあとにセッティング、
そして次の曲のイントロという流れが多かった。
その間、30秒から1分の静寂があった。

だが放送では、通常のうたコンや、各種歌謡番組のように、
すぐさま次の曲につながるよう、編集されていた。

そして、20時前。
一旦休憩に入った。

そう、このコンサートは、
21時までノンストップでやるわけではなかった。
てっきり、ノンストップの収録のつもりでいたが、
これは意外だった。

休憩に入る際には、一旦、リーダーと橋本アナからの休憩の案内があった。
実はそのときに、会場内の客の携帯が
鳴ってしまうというハプニングがあった。

これが演奏の途中でなかったから良かったのだが、
演奏の途中となれば・・・まあとんでもないことになってしまったことだろう。

そして、15分間の休憩を挟んで、後半へ。

後半に行く前に、まずリーダーと橋本アナからの再三のお願いとして、
携帯電話などを切るようにアナウンス。ここでも観客から笑いが出ていたが
そこら辺は放送には流れるわけがなかった。
そして、仙台フィルのチューニング。
藤野さんの登場となっていた。


今回は、水樹奈々さんが登場するということで行ったわけだが、
やはり、あの歌声には圧倒されてしまった。
テレビで聴くのもいいが、会場で生歌で聴くと、
何かココロを動かされるものがあった。
今回は着物姿での楽曲披露があった。
「恋は神代の昔から」という曲。
曲名は知らなかったが、この曲が
祖母が生前によく鼻歌で歌っていた曲だったとは。

この曲のメロディはうっすら覚えていた。
しかし、それを奈々様が歌ったことで、
ある種の感動を覚えてしまった。
そして、子どもの頃の記憶も呼び出してくれた。

ありがとう、奈々様、
ありがとう、藤野さん、
そして、ありがとう、仙台フィルの皆様。


こんな衝撃的な展開もありながら、
後半も、セットチェンジやら出演者の登場部分などは、
放送上ではカットされていた。


番組は、石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」で終わった。
会場内の拍手も1分近く続いた。

放送では、出演者全員が再度ステージ上に全員登場して終わったが、
あのあとも続きがある。


再び、城島さんと橋本アナから、出演者へのインタビューがあったあと、
主催者を代表して、NHK福島放送局局長の挨拶があったわけだが・・・
局長が相当緊張してたためか、かなり噛みまくり。
2000人近いお客さんと、ステージ上のそうそうたるメンバーに挟まれ、
かなり上がりまくっていたようだった。

ここまでは普通だが、
この後が重要だった。


局長のカミカミの挨拶の後、
目録の贈呈式が行われた。

このコンサートは、あくまでもチャリティーコンサートである。
今回の収益金で、福島県内の施設に車いす付き浴槽として贈呈する。

このシーンは放送にはなかったが、
布施明さんとNHK福島放送局長から
目録が福島県内の施設の担当者に贈られた。

そして、出演者やオーケストラが退場し、
最後に司会の2人が退場して、コンサートが無事に終わった。


ここ最近は、オーケストラのコンサートばかりを見ているような気もするが、
ジルベスターコンサートの場合は、基本的にクラシック曲が多い。
「歌謡チャリティーコンサート」は、文字通り歌謡曲がメイン。
歌謡曲をその地方のオーケストラの演奏で聴くというものだが、
フルオーケストラで同じ曲を聴くとまた違った発見もできる。

日本の歌謡界を代表する方が勢揃いで、
あの2時間、生で聞けたことは、
ある意味幸せな時間だった。

水樹奈々さんや布施明さん、
八代亜紀さん、小柳ゆきさん、坂本冬美さん、
石川さゆりさん、渋谷すばるさん、北山たけしさん、
藤あや子さん、福田こうへいさん、香西かおりさん、
市川由紀乃さん、城みちるさん、大川栄策さん、
そして、五輪真弓さん。
このようなメンバー勢ぞろいというのは、
なかなか生で見ることはない。

それとともに、会場の空気を伝わって感じる音楽も
病気などには良かったかもしれない。
うつ気味だった私自身には、いい薬になったのは言うまでもない。
本当にありがとうございました。



さて、最後の最後に目録の贈呈式があったわけだが・・・


つづく。
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