フコイダン MXテレビ=東京メトロポリタンテレビジョン|テレビ・ラジオな話|ノフログ ~noof's weblog~ 忍者ブログ

日本の「バカ」が濃くなっていませんか?

MXテレビ=東京メトロポリタンテレビジョン

1995年11月1日のTOKYO MX開局から20年が経った。
開局が18時ということで、昨日の18時から、
20周年記念の特別番組が放送された。

この局は東京の独立局ではあるが、
最近、スマホなどで視聴できるアプリ「エムキャス」でも
全国で一部の番組を視聴できるようになった。

この特別番組もアプリを通じて視聴することが出来た。

以前も、MXの番組は、見ようと思えば全国で見れたのだが・・・。




15年前まで存在した、日本のディレクTVというCS放送。
アメリカのディレクTVが日本で展開したものだった。
そこに確か、「MXテレビ 東京情報チャンネル」なんていう名前か何かで
放送されていたらしい。

ここで、MXテレビなる放送局の存在を知った。

あの当時は確か、ファミレスのガスト店内にあった
プラズマテレビでディレクTVが流れていた。
そこでプロモチャンネルが流れている時間帯があり、
そこにちゃっかりチャンネル紹介で流れていたような気がする。

本当はディレクTVに入りたかったのだが、
結果的にスカパーに入っている。
(かれこれ15年以上か。)
パンフレットとか、加入申込書とかもガストの店内にあったような記憶があるが。


一方で、「東京メトロポリタンテレビジョン」という放送局の存在を知ったのが、
当時、母が読んでいた「なかよし」
うちの場合は、サンデーとかマガジンとかよりも、
少女漫画系をよく読んでいた。

そこで連載している、あべゆりこ先生の「わんころべえ」という作品。
そこにアニメ化決定かなんかの話題が載っていた。
てっきり見れるものかと思ったが、
東京メトロポリタンテレビジョンで放送と書かれていた。
完全に東京ローカルの放送。
果たして、あの当時見れた子はどれくらいいただろうか?
後に、当時のBS2で放送されていた「衛星アニメ劇場」で全国放送された。


ただし、子供の頃、CSでやっていた「MXテレビ」と
「東京メトロポリタンテレビジョン」が同一のものであるという認識は全く無かった。
同一の放送局であるということを知るのは、
パソコンを買って、インターネットに繋がるようになってからのお話。
これを知った時は、色々な意味で衝撃を受けた。


あの当時から、MXは全国放送を考えていたのだろう。

ちょうどパソコンを買った頃だろうか、
確か、IIVチャンネルなんていう名前で、
テレビ番組のストリーミング放送を実施していた。
「5時の魔法使い」だったか、「ゼベックオンライン」だったか、
今の「5時に夢中」の枠で放送されていた番組がそれだった。
ただ、音楽とか一部映像などに関しては、
権利関係の都合で専用のカメラの映像に切り替えてたような記憶が。

それに、MXのニュースもそこで配信してたかと。

あと、当時人気があったという「テレバイダー」でも、
インターネット配信が行われていた。
ただし、こちらは番組自体の配信ではなく、
今で言うツイキャスやUSTみたいに、Webカメラをパソコンの上に乗せて、
当時BBSだったかチャット担当だったかの女性の方を映すためのものだったかと。


あれから10年以上が経過した。
当時はパソコンでなければ見れなかった、或いは配信できなかったものも、
スマホやらタブレットやらの薄っぺらい小さな板のおかげで、
手軽に配信・視聴が出来るようになった。

NHKワールドもアプリを使えば手軽に見れるし、
災害時などにはホームページでも総合テレビを視聴できるようになった。

ラジオもあの当時は無かったネットでの同時放送も
あたり前田のクラッカーとなった。

そして、最近になり、エムキャスが始まっていた。

このサービスはあくまでも1年間の実証実験ということらしい。
以前からMXはYoutubeでも選挙特番の生配信を行っていたが、
こういう形で普段放送されている番組が見れるのはありがたい。

レギュラー放送されている「モーニングCROSS」などでは、
テレビ放送同様に時刻表示と天気表示がそのまま付いている。
ただし、CM時や提供が表示されるときは「おことわり画面」に
差し替えられる。
これはまるで、以前スカパーで放送していた「CS☆日テレ」のような感じが。
ただし、こちらは提供はそのまま流すが、CMは差し替え。
日テレの時計表示はなかった。
代わりにCS日テレのウォーターマークは表示されていた。

MXはいろいろな時代の先を行こうとしつつも、挫折を繰り返してきた。
そして、ようやっと時代が追いついたのかもしれない。


さて、肝心の20周年記念番組なのだが・・・

20年前に「MXテレビ開局」などと出していたアルタビジョン。
そのスタジオアルタからの生放送。
総合司会にふかわりょうさんと宮崎宣子さん。
その他、MXにゆかりのある面々が総登場・・・なのはいいのだが、
近年のMXのアニメの力の入れようの影響なのだろうか、
スペシャルライブと称したコーナーに登場したアーティストの皆さんは、
ほぼ全てアニソン関係の皆様。

開局20周年お祝いのコメントも、平井堅さんや小田和正さんを筆頭に
幅広いジャンルの方々が登場する中、
まず、在京キー局のゴールデンタイムでは現段階ではありえない、
現在放送中の深夜アニメの声優陣からもお祝いのコメント。

料理コーナーとやらも、「JKめし!」から登場と、
一体これどう収拾つければいいのかわからない。

そういえば、MXの選挙特番に若者代表のコメンテーターか何かで、
当時放送中のアニメの中の人が出るという暴挙やってませんでしたっけ?



と、ある意味この番組は、現在のTOKYO MXという放送局の全てを
見せびらかすための番組だったように思える。

今やテレビで大活躍のマツコ・デラックスさんもそうだ。
先日めちゃイケのテストに登場した岩井志麻子さんもそう。
意外と何らかの階段になってる反面、
訳ありタレントの再生工場だったりと、いろいろな顔をもっている。


果たして、これからの5年10年20年、
TOKYO MXはどんなテレビの未来を見せてくれるだろうか?


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