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妙にここ最近テレビが始まったばかりの頃の映像が、
ゴロゴロと。
民放の夜の番組なのに、NHKのような
番組冒頭数秒間の時刻表示がある番組があったかとおもえば、
朝の情報番組やらも。
貴重な映像ライブラリーであることは間違いないのだが・・・
一方で先日、TBSとさんまさんの60周年記念特番が放送されていた。
その中で、「てなもんや三度笠」が取り上げられていたが、
この番組、いや、近年のテレビ番組を通じて、
過去にABCとMBSの系列が全然違っていたという話が、
安住アナから出てきたのには驚いた。
というか、初耳だった方も、意外と多いのかもしれない。
いや、奥深いところまで興味ない方には初耳かもしれない。
最近は妙に放送ネタというよりかは、病気のネタばかりで
今までご贔屓にしてくださっていた方には、申し訳ないかもしれないが、
逆に、ここ最近の興味関心が明らかにズレてしまったというのもある。
見方も変わってしまった。
約20年前のテレビなんてのも上がっている。
正月の番組、テーマ音楽なども懐かしかったが、
何か違和感があった。
スタジオのセット。
今では大型のLEDだの液晶だの、再撮(よくセットにある大型のモニタ)が
当たり前のように付いているが、
長時間の大型番組なのにそれがない。
大抵、そこに番組のタイトルCGが動いていたりとか、
中継先の映像が流れたりとか、説明の何らかの映像が流れたりするのだが、
それすらない。
あと、テロップ・スーパーの類も殆ど無い。
今なら、生番組だったら「LIVE」なんてでていたり、
画面の隅っこにずっと、現在進行中のコーナーの説明が2行だか1行だかで表示されていたり。
氏名スーパーなんてのも司会者とレポーターぐらいで、
ゲストには一切用意されていない。
そういえば、昔の生番組って、あんまりテロップなんてものはなかった気がする。
歌番組で歌詞スーパーが出るくらいとか
ただ、編集されたVTRのやつだけにやたらと付いていたような。
それが、いまや生だろうが録画だろうが、
なんだろうがお構いなしに
スーパー乱立。
よくよく考えれば、今や字幕放送があるのだから、
今までの発言スーパーとやらをそれに移せばいいのに、
制作サイドのバラエティ番組の作り方が、ああいうので学んでしまったからか、
どれもこれも代わり映えがしない。
恐らく90年代後半〜2000年代で止まったままにも見える。
ただ単純にHD化しただけで。
このまま4Kだの8Kだの、さらに高精細なものに変わっても、
根本的な作り方を変えなければ、堕落してしまうかもしれない。
いや、とっくに堕落してしまってるかもしれない。
あんなバカでかいスーパーを
8Kで見せても意味ないだろ。
かろうじて、WOWOWの番組を見てると、
まだマシにも思えるかもしれない。
4K制作とかHDRを採用したとかいうドラマをやっていたりとか。
テレビのガラパゴス化。
確かに、ソレはそれで面白いが、
国際的な手法を取り入れた番組も見てみたい気がする。
これまでの日本的なテレビの手法を排除した番組を。
それを作るクリエイターは・・・誰かいないかなぁ。
本当はそういう映像作家とか演出家とかになりたかったんですけどね。私は。