本来ならば、土曜日にゆっくりと移動。
親戚の家に一泊した上で、横浜に行く予定だったものが、
やっぱり土曜出勤。
ライブが日曜日だったのが良かった。
これがもしも土曜日だったら・・・
仕事が終わって、仮眠を取り、
母親を預けるために茨城へ車を走らせる。
なんとか、茨城に辿り着いたのが9日未明。
そこでやっと眠りに・・・つけるわけもなかった。
ちょうどお盆休みだった茨城の叔父が作る朝食を食べて、
母を預けて横浜へ。
電車内では眠っていたような気が。
普通列車にグリーン車がついてるので、
それはそれで助かった。
東京に行ったらちょくちょく見かけていた、
2階建ての車両に乗れたことは、
これまた収穫だった。
横浜の宿は、tvkのすぐ近くのホテル。
長時間プランとやらがあったので、
それを有難く利用し、13時ぐらいにチェックイン。
ほどんどの荷物をホテルに置き、
あとは新横浜へ直行・・・しなかった。
前日の車での長距離移動の無理がたたったのだろうか、
気分が悪くなった。
シャワーを浴び、少し横になった上で、
新横浜へ移動。
福山さんの公式Twitterをみると、
一部グッズ売り切れという話も流れてきたが。
とりあえず、15時半ごろ、新横浜着。
人がぞろぞろいた。
よく見ると、25thとかHUMANとか書いてあるTシャツやらグッズを持った方々が。
どうやら、福山さんのライブ参戦の方のようだった。
あとは、その人についていくだけ。
日産スタジアム付近の遊歩道には、大創業祭の幟が多数設置。
聞こえてきた、福山さんの曲。
そして、人の波。
グッズ販売には長蛇の列、
CDの予約やライブのフードコートも行列が。
念のため、係の方に聞いてみたが、
グッズ販売はライブ終了後にもあるということだった。
炎天下のもとは非常に危険なので、ライブ終了後に行ってみることにした。
さて、今回のライブ。
事前に届いたのは座席指定引換券というもの。
それを入場口で座席番号が書かれたチケットと交換し、座席に向かう。
入場口では、ジルベスターコンサート等と同様に、
福山さんの稲佐山ライブの案内と
うちわが配られていた。
非常に暑い中での開催。うちわ配布はありがたかった。
それと一緒に入っていたのが、資生堂のTSUBAKIのサンプル。
なにやら、昨年から今年にかけて行われた福山さんのライブでは、
CM出演の関係からか、キユーピーマヨネーズが配布されていたとか。
しかも、ライブオリジナルパッケージで。
こういった協賛企業からのおみやげも恒例・・・なのだろうか?
入場したのは、16時を過ぎてから。
そうだ、日曜日といえば、「トーキングFM」
会場内ではパブリックリスニング大会。
途中で観客に向けて呼びかけを行うことが恒例なのだが、
果たして、観客はどのような反応をするのか・・・
まあ、反応はする。
だが、ライブ本番に向けて温存するというかなんというか。
ほとんどの観客は日陰に逃げていた。
非常に暑く、そして西日がきつい東スタンドなら尚更。
ほとんどの方は日陰になっている階段などへ避難。
入場口には、ミストも設置されていたので、
そこで涼んでいた方もかなり居られた。
なお、このパプリックリスニング大会は、
スタジアムの外のフードコートなどでは聞くことが出来なかった。
その旨のアナウンスは、場外に向けて行われていた。
ただし、通常の放送と異なるものがいくつかあった。
まず、CM。
この番組のスポンサーはスズキだが、
そのCMは全てカット。
その代わりに、WOWOWやアサヒビールなど、
ライブ協賛各社のCMが流れた。
大型画面に普通のテレビCMが流れていた。
それと、ライブ前の諸注意もこのCMのタイミングで行われていた。
TFMのジングルも流れない。
(放送開始後に入場したので、放送前のジングルなどは流れていたかもしれないが)
あと、トーキングFM、会場ではあのライブの音響で聞けるわけだが、
大画面には「Talking FM放送中」と出るだけ。
会場内限定で映像付きパブリックリスニング大会・・・にはならなかった。
そうこうしているうちに、あっという間に17時。
トーキングFM放送終了後、最後に開演前の諸注意とCMが流れ、
開演を告げるブザー。
そして、福山さんがステージに現れ、
キユーピーマヨネーズのCMソングで幕が上がった。
会場内のボルテージは最高潮に達する。
これが野外ライブなのね。
感動と興奮の混じったライブだった。
しきりにましゃは、途中のMCで水分補給やら休息やらを促していた。
「西日にあたっている皆様、本当にごめんなさい」
などと、私が座っていた東スタンド観客に
気を遣っている場面も度々あった。
WOWOWの中継を見て、ある程度は予習はしていたが、
屋内と屋外、冬と夏、全てが真逆な環境は全く違うものだった。
野外ライブ経験者から、ある程度対策は聞いていた。
それに、公式サイトでも熱中症対策方法の案内が掲載されていた。
塩分補給と水分補給、着替えやらタオルやら、それらは持ってきていた。
特に水分補給は肝心だった。
会場はサッカーのスタジアムであるため、芝生保護のため、
ポカリなどの持ち込みはNG。万が一アリーナ席になった場合に備えて、
水を購入。合わせて、CDの予約特典でもらえた「魔水」もちびちび飲んでいた。
水を始め、各種熱中症対策グッズは新横浜では買わず、ホテルの近くのコンビニで購入した。
会場近くとなると確実に売り切れ続出が予想されるから。
日が沈むと、「東スタンドの皆様、大変長らくお待たせいたしました」
などというMCも。
さて、このライブが行われた8月9日。
ましゃの出身地長崎に、原爆が落とされた日。
あれから70年。
トーキングFMでもそのような話題が放送されていたが、
ライブでも、関連した楽曲が披露された。
「クスノキ」
長崎の山王神社の被曝したクスノキを歌った曲だった。
番組内で楽曲の解説、そして、8月9日という日に対する考えを
トーキングFMで聞き、その後に生のましゃの歌声を聴く。
この一連の流れ、あの日だからこそのものなのだろうか?
平和について、そして、戦争について考える。
今こうして音楽を楽しみ、7万人が一体となって平和の喜びを感じることが
できる幸せを感じながら。
それに、私の目から涙がこぼれ落ちた。
本当に涙もろくなったよ俺。
夕暮れ時にこの曲を始め、バラード曲を聴き、
日が沈むと、心地よい風が場内に流れてきていた
そして、更に会場内は盛り上がっていく。
花火が熱い!火柱が熱い!
会場の熱気も最高潮!
タオルも振り回し、腕時計型のライトを付けた腕を振りまくった。
ましゃも長い長い花道を歩いていた。
いつものライブであれば、1曲で十分に回りきれたかもしれないが、
7万人の日産スタジアム。
回れない。
ちょうど花道の半分のところで2曲目に入った。
いつもよりも多めにコップを投げていたような気が。
それと、紙テープなどはスタンドには届かず。
スタンドの最後部だから当然届かないが、歌声はガンガン胸に響いてきた。
腕時計型のライトは紅白歌合戦のように
勝手に色が変わる。「ステージの魔物」の時には、
ところどころ消えた部分が、魔物のような姿をしていた。
アンコールでは、やっとデビュー曲である「追憶の雨の中」が歌われた。
本編中では一切歌われなかったが、肝心なデビュー曲を歌わないで終われるわけがないでしょ?
いやはや、本当に汗びっしょりに。
最後にメンバー紹介があったが、
以前放送されていたJFNの平日昼の番組「Flowers」のパーソナリティだった松本英子さんが、
バックコーラスとして参加されていたのには驚いた。
そして、7万人で万歳三唱。
最後の最後に歌った曲が「家族になろうよ」
この曲をアコースティックで。
これほど贅沢なものはない。
こうして、ライブが全て終了。
20時40分ぐらいだっただろうか。
その後は規制退場だが、場内アナウンスで運転見合わせか遅れのアナウンスで結構ざわついていたが、
スタンド席が一番最初に退場できた。
そして、開場の外にでることが出来たが、
そこで興奮したからなのかどうかしらんが、鼻血が出てしまった。
近くのベンチが空いていたので、そこで止血。
少し休んでから、グッズ売り場へ向かう。
とりあえず、お目当てのグッズは購入できた。
そして、そこから宿に戻る。
本当は飯でも食べていこうかと思っていたが、辞めておいた。
その前にコンビニでまた大量の水分を購入、
夕飯代わりのものも購入。
シャワーを浴びて・・・いつの間にか眠りについていた。
土曜日からあまり寝ていないこと、
それと移動の疲れと、ライブの充実した疲れでぐっすり眠れたのかもしれない。
野外ライブは初めてだった。
しっかりと熱中症対策をすれば、ほんとうに最後まで楽しめた。
生のましゃは本当に最高だった。
今度はアリーナ席で、尚且つ近くで見てみたい。