フコイダン 下着だけ。|映画な話|ノフログ ~noof's weblog~ 忍者ブログ

日本の「バカ」が濃くなっていませんか?

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下着だけ。

ニール・パトリック・ハリスが、パンツ一丁でステージに立つという
とんでもシーンがあった今年のアカデミー賞だが、
当然、これも元ネタがある。

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

アカデミー賞の作品賞を取っていたのだが、
すっかり見るのを忘れていたので、
MOVIE ONに見に行った。





タイトルだけ聞くと、スーパーマンとかのアメコミのヒーローが登場して、
最新技術を駆使した戦闘シーンとかがガンガン登場しそうだが、
そのシーンは本編中1分あるかないか。

日本の場合、バードマンはパーマンに登場するあのキャラクターを
連想してしまいそうだが、それも関係ない。

バードマンを演じた俳優が、舞台に挑むまでを描いた作品
と言った方がいいのだろうか。



本編は2時間に渡り、ワンシーンワンカットの手法を取り入れている。
と言っても、空を映しだしたところで、恐らくカットしてる。
いや、ワンシーンワンカットと見せかけて、実は相当カット撮っているとか。

色々と編集やらVFXを使っていたとしても、
一体どこでカットしているのかがわからなかった。

完全なワンシーンワンカット作品は、WOWOWでやっていた「大空港」とか、
BS-TBSでやってた「ケータイ刑事銭形愛」とかあるが。


冒頭は、主人公が何故か宙を浮いているシーンから始まる。
時々、超能力を見せるシーンもあったりする。
あとは、Skypeのあの着信音。
劇場の大音響で聞くのは違和感あるわ〜。

リハーサル、ゲネプロ、プレビュー、本番のそれらの様子と
周囲、家族の変化などが2時間途切れることなく続いてゆく。

そこに、バードマンの囁き・・・。

これらが、ドラムの演奏とマッチしていく。
いや、この作品の音楽ってほとんどドラムだけ。
よくあるオーケストレーションされた音楽は舞台が上演されてる時ぐらい。

そして、アカデミー賞で登場したパンツ一丁の元ネタのシーン。
あれはニューヨークの街中を歩いて行くシーンだった。
そこもBGMはマーチングバンドの太鼓の演奏だけ。


なんとも奇妙、だけれどもブラックな笑いが散りばめられて2時間はあっという間だった。

ただ、これは面白いと思う人と、面白くないと思う人の2つに確実に分かれてしまう。
あくまでもブラックコメディなので、人を選ぶ作品なのは確実。

私にはこの作品はおもしろいと感じた。
あんな長回しの映像にVFX、それにリズミカルなドラムの音楽。
これには衝撃を受けてしまった。
ごくごくありふれた手法を取っていないのは確か。

見といてよかった。

ただ、この作品は何故か字幕は黄色だった。
映画館で字幕が黄色なんて見た記憶が無い。
テレビの字幕放送で、主人公が黄色なんてのはよくあるが。
全編黄色い字幕と言うのは初めてだった。

映像の関係なのか、演出上なのかはよくわからないがね。


ちなみに、この映画を見に行った際、途中で何故か照明がついてしまった。
てっきり、非常事態でも起こったのかと。
それにしてもおかしい。
地震・・・とかであれば、館内放送は確実に流れるが、そういったことはなかった。

照明は途中で消えた。
なにやら上映システムの不具合により、照明が全スクリーンで一斉についてしまったらしい。
終了後、お詫びに無料招待券を貰ったのだった。

デジタル上映で、照明やらプロジェクターやら、一括管理できるようになったと聞くが、
はたして・・・
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