月曜日、午前中は手術の説明が行われた。
ざっくりと説明されたが、
今回は指の皮を切っていき、そこからアテロームを袋ごと摘出するという。
病院によっては、アテロームの部位に穴を開け、
そこから取っていくという方法もあるようだが。
摘出後は縫い合わせ、1〜2週間で抜糸。
それまでは、右手を濡らすことは出来ない。
私がやっている仕事は、非常に危険な液体を取り扱っているのだが、
当然そんな液体はアウト。
粉塵もアウト。
ほぼ仕事は出来ない。
これに関しては、手術の数日前に会社にも説明をしておいた。
手術の説明後、血液検査のために、血を抜き取る。
昼食は食べられない。
代わりにウィダーインゼリーでお腹を満たそうとするが、
やっぱり無理だった。
午後から手術。
手術の1時間前には、左腕に点滴を。
ただ、この点滴の針が痛い。
それに、針をさすのに1度失敗した。
1日に何度も針を刺されるのは酷なもの。
でも、これは仕方がない。
手術10分前に、手術室へ移動。
その際にトイレも済ませる。
手術室って、17年ぶりだろうか。
小学2年生の3学期に、左手首を骨折して手術した時以来だった。
手術室に入り、帽子やらなにやらを着用。
そして、手術台へ。
左腕には血圧計、心電図の測定器が。
右腕には圧迫させて止血させるためのものがそれぞれ付けられた。
さらに、毛布やらカバーやらが被せられた。
手術は主治医の先生が執刀した。
右手の手のひらには、麻酔の注射が刺された。
今日刺されてきた針の中で最も痛いのが、
この麻酔の注射。
親知らずを抜いた時と同様に、局部麻酔がかけられた。
それのあとに右腕圧迫。
徐々にではあるが、
血液の流れがせき止められていった感じがした。
そして、麻酔が効いてきたのだろうか、
右手の指が、5本から4本に減ったような感覚もしてきた。
手術は30分から40分ぐらいだっただろうか。
その間は、麻酔のお陰で痛みなんてない。
手術中はこんな感じ。
アテロームを1つ取り出しておわり・・・
のはずが、様子がおかしかった。
神経の近くに、更にもう一つのアテロームができていた。
それの除去もあり、時間が延長となったらしい。
こうして、アテロームの除去は、まさかの2つ摘出ということになってしまった。
あとは切り開いたところを8針縫っていき、無事に終わった。
圧迫されていた右腕も手術が終われば、じわりじわりと流れていき、
少し熱い感じがした。
点滴やら血圧計やらも外していき、手術は全て終了。
あとは、2日に1日のペースで縫ったところの消毒のための通院となった。
いまだに指に違和感はある。縫ってあるせいかもしれないが、
抜糸すればあとは普通通りになるはずだ。
それにこの手術後、これまで時々しびれていた
右手の薬指と小指も痺れなくなったような気がする。
これまた、神経のすぐ近くにあったアテロームが圧迫していた・・・のだろうか。