先日放送された、中居くん司会の終活特番
何故かこの番組に見入ってしまった。
めちゃイケのスーパーニュースのパロディと
ミヤネ屋のパロディ企画につづけて。
番組内では、数年前に亡くなられた金子哲雄さんの死の直前まで行われた、
自分の葬儀などについての話から、
余命がわずかだと宣告され、ビデオレターを残した方、延命治療を望まない方などの話など
非常にシビアなテーマを取り扱っていた。
というよりも、テレビ番組でこういった企画を
よくぞ取り上げたといった方がいいのだろうか。
私自身は親戚の葬式なら2〜3年前に、そして近所の方の葬式は
ここ最近いくらか参列している。
参列というよりかは、出す側のお手伝いだろうか。
この番組を見て、共感できる点がある人となると、
実際に葬式を出した方だろうか。
死の直前に、残された人のために自分のやりたいこと、
あるいは残さなければならないものをきっちりと残す。
当人によってこれが出来ていれば、
何かトラブルがあってもなんとかなる・・・。
現在進行形なのが、やしきたかじんさんの妻やら遺族やらの問題。
あれがまるで言い方が悪くて申し訳ないが、
残された人のトラブルの最悪な事例・・・
妻だけに残して、あとの友人知人芸能関係者、
それだけでなく、肝心の親族に対してなにもしないというパターン。
これがもしも、親族になにか残していたとかそういった話であれば、
あのトラブルや事件にならなかったのかなと。
(容態などがそんな状況でなければ、どうしようもない。いや、そこまで考える余裕などなかったのかどうか・・・)
一方で、金子さんのあの死の1ヶ月前からの準備、
そして、亡くなってからの自身の葬儀、身辺整理など、
よく体調の悪い中準備出来たものだと。
死の直前のメッセージとなると、
東日本大震災から1〜2ヶ月に亡くなられた田中好子さん。
彼女の場合は、自分自身の肉声でのメッセージを残していた。
あれも何らかの準備だった・・・といえるかもしれない。
ただ、いつこの世を去るのか、それは誰も知らない。
それでも、万が一に備えての「何か」を誰かに託す。
あるいは、エンディングノートなどの記録を残しておくことも
いつかやってくるであろう、その時のためになる。
私自身、今回の番組は、全然遠い遠いお話のようでもあり、
近いお話のようにも感じられた。
葬儀に何度もでているからこそ、自分の準備も少ししておくほうがいいのかなと思った次第である。