9月になっていた。
先日は、結果的にテレソン三つ巴の戦いが繰り広げられた。
まず、イエローTシャツテレソン。
それに、ストップエイズテレソン。
あとは、お笑いテレソン。
第37回目の24時間テレビ「愛は地球を救う」
と言っている割には、毎年高視聴率を出しているため、
やっていることは去年と何ら変わりない。
武道館の美術セットも、ガッシュアウトのみなさんを
裏に追いやった格好になるセットはこれで何年目だ?
中央に大型の再撮、階段、そして下手側にMC席
上手側にオーケストラという構図は、サライになってから
20年以上全く変わっていない・・・はず。
タイトルCGもそういえば、Tシャツが飛んできてタイトルロゴ、
その後に今年のテーマがでかでかと出てくるというのも・・・
ありゃ単に、作った当初のCGのレイヤー?を簡単に差し替えてつくっただけだべ?
前は、毎年のようにタイトルCG変わってませんでしたっけ?
THE MUSIC DAYもそんな感じじゃなかったっけ?CG
高視聴率だからとはいえ、手抜きが荒くなってくると、
いよいよ番組としてはどうしようもなくなるだろう。
年に1度だからCGをまた作りなおすのは勿体無いとはいえ。
チャリティとしてはいいのだが、番組コンテンツとしてはどうなのやら。
それに、サライも武道館では、城島さんがゴールしたあと、
合唱団と加山さん、谷村さんしか歌っていないという有り様。
何年か前にもこんな状況あったぞ?
いよいよ、各楽曲の生演奏、そしてテーマ曲としてのサライも潮時のように思えて仕方がない。
全系列局が歌っていた当初と違い、現在一部の系列局は歌わずにただ手を振るだけか、
何かしら現地のMCが感謝のコメントを述べるだけというものにもなっている。
サライを流すタイミングが、あまりにも悪すぎた。
ゴールがギリギリなら、何年か前の丸山弁護士の時や錦野旦のときのように、
エンディングなんだけど応援歌として流す方が、まだましだった。
負けないでを泣く泣くカットすることになりかねないが、
ありゃみっともない番組だった。
そう考えてくると、24時間テレビの前にやった「7DaysチャレンジTV」とか
「THE MUSIC DAY」は24時間テレビというものが、24時間テレビという番組として
成り立たなくなった時に備えての
番組のようにも見えてしまうんだが。
そういえば、今年から一般社団法人がやってるんですよね?
24時間テレビのチャリティって。
そこら辺のご挨拶ぐらいは、24時間テレビの報告番組でやったのかもしれないが、
何も知らん人のために、オープニングやエンディングでやるべきだったとも。
というか、本当はフジテレビの27時間テレビみたいなことをやりたいんでしょうかね?
日テレって。
その一方真裏で放送していたのが、例のストップエイズチャリティ。
今回からスカパー主催という形に移行したが、制作幹事社はこれまで担当してきたチャンネルだった。
去年の回はなんとか見れたが・・・私はここで書く気になれない。
まあ、スーパーの出し方がいかにも総書記という肩書の方がおられる国の
TV局のような感じだったとでも。歌詞スーパーの出し方然り、普通の告知スーパーしかり、
ただそれだけ。
色々な方がご覧になられているので、これ以上は書きません。
気になる方は個人的にどうぞw
もう一つ対抗していたのが、フジの「24時間ゼロテレビ」
Youtubeとニコ生でやってたが、こちらは一切CMも入らない。
ゼロテレビで配信している「めちゃユル」や「めちゃイケ」が主体となっている。
途中でめちゃイケの生放送の際にはテレビカメラとは反対側にカメラを設置し、
音声なしで生放送。
地上波の放送が終了した後が非常に面白かった。
本来ならば、ゼロテレビは予算の都合上、1カメのみで配信している番組だが、
めちゃイケで行ったエスパー伊東さんのドッキリのネタばらしのため、
予定を変更してテレビの放送で使われていた放送機材を使用して配信されていた。
これは全く予定になかったらしい?
ネタばらしの後、地上波では雨傘コンテンツとなっていた爆烈お父さんの企画を
モー娘。14の面々のリクエストにより、急遽実施。
ただし、これも予定になかったことだったらしく、観客は帰らせた。
また、テレビの生放送スタッフもそのまま好意で残っての配信が続いた。
23時まで。ただし、モー娘。14のメンバーには18歳未満が多いため、
22時で多くのメンバーは撤収した。
ネタばらしから爆烈お父さんへの切り替わりはすごかった。
普通のフジの27時間テレビなら、ここで一旦インフォメーションコーナーとなるはずだが、
そんなのはない。
打ち合わせから本番までを余すところ無く配信した。
爆烈お父さんの裏側が少し見れた。
仕切り直しのための準備の風景、スタッフの慌ただしく動く様子、
出演者の準備など。「めちゃイケ」がこうして作られているというのを
すこし知ることが出来た。
ただ、長時間番組の方はすべてを見ることが出来なかった。
日曜日は仕事だったから。
断片的にしか見れなかった。
ふと思ったのが、フジテレビの27時間テレビと日テレの24時間テレビ。
ええかげん、どっかの局でもいいから合体したような番組やりませんかねぇ・・・なんて。
アメリカABCで放送されている「MDAテレソン」と言い、
イギリスBBCで放送されている「COMIC RELIEF」といい、
チャリティ番組=お涙頂戴ではない。
チャリティ番組=エンタメを楽しむ番組のような気がする。
楽しみながら募金に参加して、見ている視聴者は幸せになり、
何かしらで苦しんでいる人も幸せになる。
みんなが笑顔になってハッピーになる。
これが、チャリティなのではないか・・・と。
私自身、海外のチャリティ番組の存在を知るきっかけとなったのは、
香取慎吾さんが24時間テレビのパーソナリティを務めた回に
テレ朝で放送したスマステである。
確か、この回では、世界のチャリティ番組を特集していた。
その中で異彩を放っていたのが、イギリスの「COMIC RELIEF」だった。
こちらは2年に1度の3月にBBCで放送されている。
まさか、「27時間テレビ」と「24時間テレビ」を足したような番組が、
イギリスで放送されていたなんて、あの当時は思わなかった。
そのあと、調べていけば、24時間テレビもそもそもは
11PMのスタッフがアメリカに行ったら
ちょうどMDAテレソンを放送していたから・・・だったかと。
MDAテレソンは系列関係なく放送されていたが、近年はアメリカABCネットワークでの放送に
かわったらしい。
それに放送時間も、21時間だったのが、たった2時間の番組へと縮小したとか。
それでも放送からおよそ半世紀、長いこと続いている。
最近では、氷水を被ってチャリティをするということが流行っていたらしいが、
おそらく、それらは向こうのチャリティ番組がそうだからではないだろうか?
お涙頂戴な24時間テレビしか知らなければ、この氷水を被ってチャリティなんて企画は、
違和感しかないだろう。
その多くの日本人が抱いた違和感を払しょくするために、
是非日テレさん、方向転換してみませんか?
視聴率なんて、本来チャリティには要らないんじゃないんですかね?