「ゴジラ」といえば、どうも冬の映画のイメージが強い。
2000年代に「ハム太郎」と同時上映していたゴジラも、
冬休み・お正月映画だった。
90年代の作品も冬だった。
確か、今は亡き山形シネマ旭へゴジラを見に行ったら、
何故か吐き気がしたときも。
今思えば、単に風邪か熱があったのにも関わらず、
無理やり映画館に行ったからリバースしてしまったと思うが。
そんな記憶もある、ゴジラ。
今作はハリウッド版ゴジラの事実上第2弾らしい。
それを日曜日に見に行った。
パシフィック・リムのレジェンダリー・ピクチャーズが制作、
オープニングは東宝のロゴとワーナーのロゴが立て続けに流れた。
日本でもワーナー配給の映画があるので、今作は共同配給でもやったのかと思ったが、
日本では、当然ゴジラの総本家の東宝が配給していた。
作品自体は見事なまでの、日本への、そして東宝のゴジラへのオマージュが強かった。
ストーリー自体も、原発事故を考えさせるものもあった。
原子力などに対する皮肉というか、批判もこのゴジラでも健在だったともいえるか。
それを如何にして、ハリウッドだからこその味付けができるか。。。
ゴジラはCGで描かれていた。
きぐるみのあの動作ではなく、モーションキャプチャーで作られたらしい。
敵の怪獣もおそらく何かしらのオマージュがあったと思うが、
これまでのゴジラっぽくない、敵の怪獣のようにも思えた。
なんだろうあれ。
ゴジラというよりも、ガメラの方だろうなぁ・・・。
ギャオス?
まずは、こうした点に違和感があったのかもしれない。
あと、日本の描写が一部怪しいところがあった。
なんというか、あれだ。
カートゥーンネットワークとか、ディズニー・チャンネルとかでやってるアニメに登場する
日本の表現をそのまま使ったようなもの。
恐らく、向こうの人が思い描いている、日本という姿がスクリーンに広がったように思える。
主人公の自宅とか、学校の描写とか。
ザ・和風っぽさを描いているが、
あれはあれで違和感がありまくりだった。
それでも、至って普通の日本を描こうとした努力は認めよう。
ナンバープレートとか、標識とかはまあ、違和感なかったが。
改めて、この違和感だらけの日本からアメリカへと向かい、
そしてまた日本へ帰ってきたゴジラ。
逆に、日本の特撮によるゴジラもまた見てみたい。
いや、ガメラとかもだ。
いやいや、そこはゴジラvsガメラを・・・
角川さんとか東宝さんが。
それに、平成シリーズで参加した日テレも加わって。
なんてムリだろうなぁ。
今の日本じゃ。