概要はすでに
ホームページ上でも公開されているが、
少子化やひとり親家庭などが増えたことによって、
私と同世代の若年介護者が17万人にものぼるという。
薄々、同世代の介護をしている人がそれなりにいるという話は聞いたことがあったが、
具体的な数字で知ったのはこれが初めてだった。
親が病気になったりするなどして、家計を任される結果になった。
そのため、自分の夢を捨てて介護をしているというケースが多い。
私もそうだった。
母が病気で倒れてしまったのが、高校3年の時だ。
長年ブログをやっているので、
その時の記事もあるが。
あの時は、学校側などの理解や協力があり、
なんとか卒業はできた。ただ、本来の夢は諦めなければならなかったが。
その後、学校ではなく会社に就職。
幸いにも、飲み会の席などで事細かに現在の状況を説明したことが功を奏したのか、
なんとかご理解を頂いて、病院への通院などができている。
ただ、この番組内で登場した方々を見ていくと、すべての人が会社に就職したあと、
その会社の上司の方に理解していただけてないというのがわかった。
それに、お金の面でもそうだ。
母親の病気は多発性硬化症という難病である。
体が動かせないということで、障害者年金もなんとかもらえた。
特定疾患でもあるため、国からの補助が得られている。
私の場合は今回の番組で登場した方々よりは、
実は特定疾患やら障害者年金などのお陰で
恵まれている方なのかもしれない。
病気の種類等によっては、そういった国からの補助はない。
それ以前にこうした補助は、あくまでも介護を受ける人のためのものであって、
介護をする人のためにはなっていない。
そこで登場したイギリスの制度。
20年ほど前からやっていたらしい。
などなど、番組内では様々な内容を取り上げていたが、
果たして、現状のままでいいのだろうか。
長門裕之さんと南田洋子さんの時に話題になった、
老々介護とかそういうのは、結構話題に上がる。
しかし、今回の番組で登場した、
若年介護者についてはまだまだ国内では認知不足である。
今後、高齢者は増えていき、若い世代はどんどん減る。
今後ベビーブームだの何だのという話が起こらない限りは
若い世代は減り続ける。
今の社会にあった何かしらの制度を、どこかで作らないと
どっかで破綻するのではないだろうか?
恐らくこのブログをご覧の多くの方は、
親の世代が元気だという方がいるかもしれないし、そうでもないという方もいるだろう
(特に私に近い世代の方は)
私のように介護をメインでしなければならない人がいるということを
頭に入れておいて欲しい。