まず、普段の花笠まつりなどではまずありえない、
山形駅の混雑。
昨年の福島の六魂祭もそうだったが、あのような規制があったのは
ここ数十年では恐らくなかっただろう。
というか、山形駅があのように混雑しているなんて見たことがなかった。
もちろん、駅前の道路も封鎖なんてない。
花笠まつりはある一定の通りだけしか通行止めにならないが、
今回はそれ以上の交通規制や通行止めが行われた。
それでも、トラブルもなかったのは幸いである。
一番ひどかったのが土曜日のようで。
入場規制に整列乗車と行われていた。
「ここは山形ですか?」
私は、日曜日の午後から六魂祭を見に行ったのだが、
多くの客はパレード目当て。午前中は混んでいたらしいが
私が乗った列車は、普段の通勤・通学時間帯と変わらない感じだった。
(いや、今の通勤通学時間帯ってどうなんだろう)
初日の土曜日は、仕事のため行けなかったが、
職場が山形市内なので、ブルーインパルスの演技飛行は見れた。
ちょうど昼食の時間だった。
ただ、飛んでいるということは分かったが、どういう演技だったのかはさっぱりだ。
あくまでも、文翔館や霞城公園、七日町の観客向けなので、
ひこうき雲の形などはわかりづらかった。
それでも、かろうじて6つの輪を描いているところやハート型を描いているというのは
なんとなくわかったが、詳しくは会場でということだったはず。
母にも聞くと、あの時間帯ものすごい飛行機の音がしたというのはわかったらしいが、
外を見たら何もなかったとのこと。
さて、日曜日の六魂祭だが、
福島の時と同様に色々とブラついた。
今回は、花笠祭りの前に開催されている山形観光物産市も一緒に開催していた。
まずはそちらから見てみた。
福島開催時には、道路沿いにこうした各地のブースや屋台が並んでいる様子はなかった。
その代わりに、学校の校庭をお借りしてのブースはあった。
観光物産市だが、本来は花笠まつりのパレードコースとして使われている通りで開催されているが、
今回は目玉のパレードが別の道路を封鎖して行ったため、同時開催が実現できたのだろう。
六魂祭の中で山形の夏のイベントを、同じ会場で体験できた唯一のイベントだったかもしれない。
観光物産市ではよく見ると、地元上山市のカセ鳥もちゃっかり参加しており、
実際に水をかけることが出来た。
時期が遅いカセ鳥だが、この時期なら、水をかけるのも・・・ねぇ。
その近くには仙台の七夕飾りがあったりと、この違和感は一体何なのだろうか?
そのあと、文翔館の東北6県の食べ物が集まった六魂Foodparkに行こうとしたが、
すでに入場制限が行われていたためパス。
この会場だけは金曜日も開催されていたらしい。
そして、ようやっとパレードコースへ。
なんとかYBCの本社前で見ることが出来た。
が、すでにパレードは終盤だった。
折り返してきて、それぞれの祭りが入り乱れた状態でYBC前を通過していった。
ちなみに、YBCでは1階のロビーを休憩スペースとして利用できた。
また、トイレも使えたらしい。
トイレに関しては、パレードコース周辺などに仮設トイレが設置されている他、
去年の福島同様に、周辺の商店街のお店のトイレが利用できた。
当然、YBCもそれに参加していた。
また、あの本社には山形新聞の特別号もあったらしいが、見事に無くなっていた。
パレード終了後はようやっと、メイン会場の山形美術館前広場へ。
そこでは、昨年同様にダブルやまちゃんが・・・と思ったが、残念ながら会えなかった。
立ち寄れたブースはタワーレコードのブース。
六魂祭のテーマ曲を歌っているTOHOKU ROCK'N BANDの
CDが発売されていた。
しかも、メンバーのサイン大会も。
今回はメンバーの方々には大変申し訳なかったが、
なんとかブースに居た方全員分のサインを頂くことが出来た。
本当にすみませんでした!
そして、ありがとうございました!
ラジアンリミテッドのブースでは前日に書いたというGLAYのサインも。
ここにあったたこ焼きカーは、不慮の事故があったらしい。
それでも同型のサンバーを見つけ、一部パーツを移植させた上で、
今回の六魂祭で車両展示することができたという。
ただ、そこのカレーとたこ焼きはなかった・・・
本も買おうと思ったが、残念ながら・・・。
そのあと、霞城公園へ。
今回はGLAYの無料招待ライブが開催されていた。
パレードが終わって、一部の観客は急いでいた。
今回の無料ライブは地元住民、東北のGLAYファンクラブ会員、
六魂祭パレード参加者、そして、何らかの応募で当たった方
合計6000人が招待されたらしい。
ただ、このLIVEの応募が何処で行われていたのかはさっぱり。
どよまんなどでやっていたという話もあれば、
山形新聞などでも貰えたという話も。
全くもってこのライブの観覧方法はさっぱりわからんかった。
このライブは山形市野球場で開催されていたのだが、
やっぱり見事に音がダダ漏れ。
野球場周辺では道路をあけて、入れなかったGLAYのファンの方々などが耳を傾けていた。
私もその一人だったが、ここまで音が漏れるとはねぇ。
なんだろうか、サザンオールスターズの茅ヶ崎の野球場でのライブも
あんな感じなのかなぁ?なんて。
前日の行われたPUFFYや石井竜也さんが参加されたライブも
ああなのかなぁと。
それでもすぐ近くに、GLAYがいるということを考えると感動も。
ただし、ライブは1時間ほどで終わった。
その後、また一部のファンのかたは猛ダッシュをしていた。
おそらく1時間で終わったのは、GLAYのメンバーであるHISASHIさんが、
今回TOHOKU ROCK'N BANDの青森県代表としても参加していたから。
移動などの関係で若干時間が遅くなったが
メイン会場でのTOHOKU ROCK’N BANDのステージが始まった。
冒頭では箭内道彦さんの挨拶で始まった。
これが事実上の閉祭式の幕開けであった。
というか、GLAYのメンバーを間近で見れたのはこれが初めてだ。
野球場から出るときも、遠目で手を振っていたTAKUROさんと思われる姿があったが。
それに演奏も。最近はHISASHIさんはニコ動で演奏してみた動画をあげていたが、
いやはや、ええのう、ええのう。
この言葉しか出ない。
そして、このまま閉祭式へ。
ステージ上には今回参加された6都市の祭の関係者の方々、市川昭男山形市長
そして、箭内道彦さん、TOHOKU ROCK’N BANDの皆さんが勢揃いした。
箭内さんとBANDの面々はエンディングも参加するかどうか分からなかったが、
一番最後の「ふるさと」の大合唱で再び登場した。
そういえば、箭内さんは福島の時にも見かけたがね。
こうして、2日間にも及ぶ六魂祭は無事に終了した。
まさかの山形開催は来場者数26万人となった。
そのあと、古くからの友人と久しぶりにラーメンを食べた。
おそらく2011年とかその辺以来かもしれない。
そして、ようやく家路についたのだった。
この時間帯もまただいぶ電車は空いていた。
あの大都市の混雑が起こっているのではと思ったが、
運良くそれに遭遇しなかった。
多くのお客様は、パレードに合わせての移動だったかもしれないが、
あえてそれをずらして移動したことが混雑に遭遇しなかった要因なのかもしれない。
一方で、来年開催に向けて秋田がウォーミングアップを始めた。
当初は被災三県だけの計画だったが、山形開催がこのように大成功となれば、
残る秋田、青森でも開催しなければならないだろう。
特に秋田。2年連続で竿燈が倒れている。
昨年も竿燈が倒れる瞬間は、福島市役所の広場に設置されていた大型スクリーンで見たが、
今年も倒れてしまった。
この時も風に煽られての結果だったが、ある意味神様が怒ってるのかもしれない。
地元でまだ開催されないから。
来年は秋田での開催で検討されている。
となれば、再来年は青森での開催?
まず、この東北六魂祭は東北の全ての県庁所在地で開催すべきだろう。
こんな贅沢な、そして違和感を楽しむ祭りはまずない。
昨年も花笠が福島を練り歩いたが、今年は地元開催だがコースが違った。
しかも、山形花笠まつりを開催するきっかけとなった人物が居られた場所の真ん前で行われた。
(建物は建て替えたが)
さあ、来年もこの違和感を楽しめれば・・・なんて思ったがね。
もし、行けるのなら、秋田も行ってみたいものである。