その最終回の約12時間前。
なにを思ったのか、ふと母を連れて温泉に出かけた。
「かすみが温泉」なる温泉があるという話。
以前にも、何かしらのローカル番組でちらっと取り上げられていたような気がしたのだが。
すっかり忘れていた。
その場所というのが、山形市城西町の山形市総合福祉センター。
よく買い物の行き帰りに素通りする場所である。
隣には、山形市の図書館の分館かなんかがあったはず。
どちらも、結構新し目の建物であるが。
道路の案内には一切温泉と言った表記はない。幟もない。
私自身は、公共施設だという認識はあったが、一体何の施設かさっぱり分からなかった。
うすうす体育館か文化施設かなんかかなぁ?なんて。
遊学館(山形県立図書館の入っている施設)みたいな。
・・・まあ、上山市民ですので詳しいことは知らんかったが。
とりあえず、いろいろと話題になっていたので行ってみた。
というか、何処に駐車場があるのかすらも分からなかったが、
ここはグーグル先生の地図を見て納得。
道路側ではなく建物の裏だった。
ここ、どうみたって、温泉なんてありそうもない施設。
看板もそうだ。
こんなところに温泉?
でも、あるんでしょ?ここに。
正面から入ってみる。
入ってすぐの場所には体育館があった。
うんやっぱり。
それに福祉関係の施設でもあるようだった。
でも何処が温泉よ?
奥へ進むと、「浴室」の表記。
確かにあるらしい。
案内に従って進む。
公衆浴場ではお馴染みの券売機があった。
それと、温泉の受付もあった。
あとは、のれんも。
!?
本当にあった。
とりあえず、ここで母と別れる。
ちゃんと、男湯と女湯とある。
それに、身体障害者用の浴室というのもあった。
たしかこの浴室は、中山町のひまわり温泉にもあったような。
そして、中へと入っていく。
脱衣場がちゃんとある。
ここまで不安になりながら温泉に入るのも変な感じだが、
これまで素通りしてきたところに温泉があったということ自体驚きである。
もちろん、脱衣所から扉を開ければ、浴室がある。
確かに温泉である。
その表示も掲げられていた。
ここの温泉は非常にモダンな感じの温泉。
コンクリート打ちっぱなし。
洗い場の仕切りがすりガラスっぽいアクリルの板だろうか。
それで仕切られており、なんとも妙な感じ。
温泉の洗い場の仕切りといえば、どうも石系の材質でできてるようなイメージが有るのだが、
ここの場合はコンクリートの壁に合わせたような感じだった。
もちろん、カランはTOTO製の勝手に止まるカラン。
温泉はちょいと熱めかなぁと。
それでも入ってしまえばちょうどよい感じで、すぐに体が温まった。
ただ、塩素系の匂いがうっすらとした。
すぐに温まったのでささっと外に出た。
温泉の入口の前にはちょっとした畳スペースがあり、
ここで休憩できるらしい。
ベンチもある。
自販機などは施設のロビー近くにあるのだが・・・
なぜか、福島の酪王牛乳が。
昨年夏ぐらいに一度、酪王カフェオレを飲む機会があった。
よく、ネット上で美味いという声があったのでどんなものか飲んでみたが、
この牛乳とコーヒーの絶妙なバランス。たしかに美味い。
また飲んでみたい味だった。
ただ、山形でその味を楽しめるのかというとなかなか場所が見つからない。
(というか福島だし・・・)
県内のファンのかたも色々と探してらっしゃる方がおられたり。
山形県内でもこの温泉以外に売られている場所はあるらしいが、
まさか、こんなところにあるなんて・・・。
これまた驚きだ。
こちらで売られているのは瓶の牛乳。
温泉といえば確かにこれなのだが・・・。
うん、あの時の味と同じ味だ。
もちろん、この味は母も絶賛していた。
さて、この温泉がある場所はどうみたって温泉が入ってそうもない場所だが
ほんとにこれは知る人ぞ知る温泉だったんだろうと。
と、思ったが、東側の入口にはちゃんと温泉の案内があった。
駐車場側の入口から入れば、すんなりたどり着くという仕組みだったのねぇ。
とにかく、温泉に入って酪王カフェオレが飲みたくなったら、
ここに行けばいいということかしら?
そして、12時間後にはドキプリの最終回だった。