なにを思ったのか、昨日は2本一気に映画を見た。
これがBDで・・・というのならわかるかもしれんが、
なぜか公開中の映画を2本見てしまった。
同じ日に2本の映画って、同時上映云々でならよくあるが、別々の作品をというのもなんとやら。
いや、今月映画4本か。
23日から公開がスタートしていた「かぐや姫の物語」と
餃子映画・・・でなくて「SPEC〜結〜爻ノ篇」を。
かぐや姫の物語は言わずと知れたあの物語を、「となりの山田くん」以来14年ぶりに
高畑監督が手がけた作品。
画のタッチは、「となりの山田くん」のようなあの淡い感じの独特の画。
おそらく、あの当時と比べると制作環境などは違っているのかもしれないが、
それでも制作に8年かかっていた。
制作費もとんでもない金額になっているという話をちょこちょこ目にするが。
まあ、あの画でやるとなれば相当な労力が必要。
今までのアニメの手法とは異なった手法を使っての制作であるがゆえ、
いろいろとあるのだろう。
それでも、竹取物語を高畑監督の解釈によって描かれていたり、
「なぜ」という部分について描いていたりもするので、
これはこれでおもしろい。
いやまて、「となりの山田くん」でも確か桃太郎とかぐや姫の描写があったような。
子どもを授かるというイメージの映像?でそれらの童話が描かれていたが、
どうもパンフレットを読んでいくと、高畑監督はすでにあの段階で描きたかったのだろうか。
竹取物語を。
ののちゃん?がたしかかぐや姫として描写されているとなると・・・。
一方で、この作品は地井武男さんの遺作でもある。
これが出来たのも、アフレコではなく、
プレスコを採用したから作品に参加できたというのもあるのだろう。
これまた貴重な作品である。
これがアフレコという形式だったらまた違ったキャスティングになっていたかもしれないが、
生前の声の演技を聞けるという点でも見に行く価値はある。
その「かぐや姫の物語」の20分後に「SPEC」を見た。
この作品は必ず漸ノ篇を見たほうがいいかもしれない。
私の場合は、SPECの本放送は単に「餃子屋が中部日本餃子のCBC」だの、「Fスタ」だの、
「これアナログ!」だの
ちょこちょこ見ただけ。肝心の内容はというとさっぱりだった。
ちょうど、TBSチャンネル1でSPECの一挙放送があったので、
スカパープレミアムサービスのチューナーで録画視聴。
ナントカSPECの世界観がどういったものなのかを掴んだ次第。
結構、面白いじゃないの〜。ストーリーとか。
ついつい小ネタに目が行ってしまうが。
SPECの本当の完結編ということだったが、爻ノ篇はズバリ
オールスター大集合!と言わんばかりのフィナーレに相応しい内容だった。
それだけ。
まあ、詳しくはぜひ劇場でご覧くださいとしか言えない。
ところで、両作品しかり、まどマギしかり、風立ちぬしかり、
何かが物足りない。
何かが・・・
風立ちぬはモノラルだが、それ以外は5.1chだろうか。
それなのになんか足りない。
・・・スタッフロールの最後らへん。
ジブリ作品は全出演者・スタッフ一括クレジットな作品を除いて、
大抵は現像・IMAGICAのクレジットの後に必ずクレジットされるものがあった。
ここ最近の邦画ならおそらく「プロダクション協力」のクレジットのところだろうか。
そう、ドルビーのロゴがない。
映画の最後の最後といえば、このロゴが出てくるというのが
お決まりのような感じがしていた。
作品によっては、dtsやらDATASATだの、THXだの、RED ONEだの、
ARRIだの、PANAVISIONだの、なんか最後の最後にクレジット出ててくるというものだが。
最近はドルビーを使わなくなったのだろうか。
デジタルシネマへの移行で。
ドルビーを使わない分それだけでコストが浮くかもしれないが。
なんなんだろう。
さて、なんで2作品見れたのだろう。
実はチケットを購入仕様とした時に、ご夫婦の方だろうか、
その方から映画館で正月に発売している招待チケットとやらを頂いた。
その方々もどうやら別の方からチケットを貰ったが、
すでに映画を見終わってしまい困っていたそう。
なぜなら、そのチケットの有効期限が11月30日だったから。
結果的にチケットは有効に使われたという。
チケットをくださった方、ありがとうございました・・・。
ただ、お金が浮いたのは確かだが、1作品だけでなくこうなったら2作品見ようということで、
結果的にかぐや姫とSPECを一気に見たのだった。
しかし、このようなチケットたらい回し劇の前にはまた別件があったのだった・・・。