フコイダン 人間崩壊紀行|旅行記録?な話|ノフログ ~noof's weblog~ 忍者ブログ

日本の「バカ」が濃くなっていませんか?

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人間崩壊紀行

人間の崩壊とは何なのだろうか。


結果的に今年もお盆休みに遠出をしてしまった。
全く目的がないままに。



いや、目的はあった。
和歌山の地デジ。

近頃の関西地方のテレビ番組は在阪局と京都・兵庫のテレビなら情報は上がってくる。
しかし、ないところがある。
滋賀・奈良、そして和歌山である。

特に和歌山は全くの謎。地上デジタル放送はあくまでも県域に特化したサービスとなったためか、
どのような番組が放送されているのかが全くわからない。

だからこそ、見ておこうか・・・という理由はあった。

まあ、誰かさんがあれしてこれしてどれしてそれしてなんてこともあるが、
そんなんだったら直接行ったほうがマシだ。
ついでに、現地に行くことには理由がある。
少しでも街を知ることが出来たら・・・。
テレビ番組は地元密着のはずだ。それならば街を知っておけばというのも。

ほかにも、そもそも関西地方は修学旅行でしか行っていない。
私が配信をするきっかけとなった方々は、どのような街で育ったのかというのも自分の目で見ておきたい。
自分のこれからに何かヒントがあるのかというのも。

まあ、単にふらっといってふらっとやる・・・というものでは出来ないので
一ヶ月以上前からそれなりのシミュレーションを行った上での実行だった。

いや、それだけのはずだった。






日曜日夕方。
山形駅。
ロッテリアでチーズバーガーを食す。

その後、山交バスターミナルへ。
そう、今回の移動は高速バスでおみまいされる大会でもある。
大阪行きのアルカディア号。所要時間は12時間ぐらい

19:40に山形駅前・山交バスターミナルを出発。
その後、山形駅前、上山市内、南陽市内を通り、あとはひたすら新潟まで。
そこから日本海ルートで北陸道、名神高速を通り、京都・大阪へ。
大阪難波駅到着が12時間後の07:35と。
半日はバスに乗っていることとなる。

深夜バスの恐ろしさとやらはフォロワーさんからも聞いていたりするが、
一番わかり易いのが「水曜どうでしょう」
サイコロシリーズなどの大泉氏、鈴井氏のあの姿がすべてを物語っている。

それに、深夜バスなんて初めてなんだが

いきなりの試合をこの長丁場の物にしたのはなんとやらとしか。

去年、一昨年と山形-東京往復約800kmはやっている。
ただ、あちらは自らがハンドルを握るのに対して、こちらはハンドルを握らなくて済む。
これは大きな違いだ。
まあ、楽だろう。

たしかに楽だ。
楽なはずだ。

楽なのか?

どうだったのだろうか。

対策も取った。
アイマスク・耳栓・アクエリアス・マスク。
これだけあればなんとかなるか?


19:40に山交バスターミナルを出発。
その後、新潟までは長かった。
自らがハンドルを握っているときは時間の経過が早い気がした。
しかし、今回は時間の経過が異様なまでに遅かった。

2時間は多くの映画1本分だ。
面白い作品とかならあっという間に時間が過ぎてしまうが、
今回はそうでもなかった。

遅い。
遅すぎる。

こういう時のために今回は本を買っておいた。
今年の自分のテーマに合致した「ささみさん@がんばらない」
原作本をそういえば読んでいなかったので、アニメイトで購入。
読んでいればどうにかなるだろう・・・

どうにもならなかった。
さくさく読み進めても時は進まなかった。

これがいわゆるウラシマ効果・・・なのか。

22時過ぎ、新潟到着。10分間休憩。
ここでアクエリアスが空っぽになったので、いろはすを購入。
第2ラウンドへと進んだ。

ちなみに休憩できたのは、新潟県の道の駅関川だけ。
てっきり、北陸のどこかの県で休憩できるのかと思ったら、
他の箇所はあくまでも乗務員の交代だけだった。
そのため、降りることは出来なかった。

こんな12時間と長丁場の試合でもう1ヶ所休憩がありそうなはずだが・・・。


道の駅を“護送車”は出発した。そのあと、バスは消灯。朝まで真っ暗だ。
とりあえず、買っておいたアイマスクと耳栓を着用。
マスクも着用して万全の体制で長すぎる第2ラウンドに望んだ。

やっぱりそれは大正解だった。
ただし、2時間以内なら。

眠ったはいいが、途中で起きてしまう、大体1時間から2時間ぐらいの感覚で目が覚める。
途中の乗務員交代でも目は覚める。一体どこなのか調べようにも調べる気になれない。
見事におみまいされ続けていた
そうこうしているうちに、6時、京都。
そしてOCATバスターミナルに到着。


12時間。
はたしてこれは長かったのだろうか。それとも短かったのだろうか。
全く分からん。

ゴールすれば、あっという間だったかもしれないし、そうでもないといえばそうなるのかもしれない。

こうして試合は終わった。

いや、“おわり”のはじまりであった。

大阪難波駅からは名古屋駅までアーバンライナーが出ている。
2時間特急に揺られていれば、あっという間に名古屋である。


そう、本当の目的は、和歌山ではない。
名古屋であった。


・・・てか、この移動の合計時間って、はかた号とかと変わらなくね?



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