昨年末、意味もなく「2001年宇宙の旅」のようなそうでもないようなオープニングで
年末特番を始めた。
しかし、元ネタは実は見たことがない。
「ツァラトゥストラはかく語りき」は余りにも有名なクラシック曲だが、
肝心の中身はどういうのか気になっていた。
モンティ・パイソンかなにかでもパロディは挿入されていたりしていたし。
とりあえず、BDを借りてみてみた。
ついでに、裸の銃を持つ男のチームが制作したという「最終絶叫計画4」もあわせて。
かれこれ40年以上前の特撮作品。
だが、リマスタリングとかをしているのだろうか、
さほど古い作品という感じがしなかった。
2001年なんて10年前の話。
当然だが、本編中に登場する事象なんて起こらなかったものばかり。
だが、映像はなんというか、作品に引き込まれていくという感じが。
随所に使われているクラシック音楽。
そして、宇宙空間。これらのお陰で一つの動く絵画を鑑賞しているように思えた。
ただ、作中にはコンピュータの描写(IBM製)などのシーンが含まれていたが、
当時は計算機なんて・・・と考えるとあんなバカデカイものになってしまう
今でもパソコンのスペックは日々向上していて、10年前とは比べものにならない容量、
スペックになっていることは確か。
40年前からすれば考えられない話だろう。
テレビ番組とやらも登場した。
BBCニュースだったが・・・当然「あの音楽」なわけがなかった。
テレビ電話はどうだろうか。
あの作品では「宇宙家族ジェットソン」のような大きな機械と端末で・・・となっていたが、
実際はパソコンやiPhoneやらテレビでSkypeと。
まあ、当たり外れがどうのこうの言うと埒があかないが、
映像作品としてじっくりと見るならいいかもしれない。
40年前なんてCGすらない時代、これほどまで壮大な物ができてしまうなんて・・・。
今やCG全盛の時代。爆発だろうが何だろうがCGを使ってしまえば、
全てあっさり終わってしまう。
その無駄遣いが、最終絶叫計画4
昨年亡くなられたレスリー・ニールセンも出演している作品だが。
内容はホラー映画とSF映画を組み合わせたらどうなるかというもの。
「呪怨」と「宇宙戦争」に、その他諸々の作品をパロディにした作品。
やっぱり、裸の銃を持つ男チームのコメディはどことなく、ドリフとかひょうきん族とか
ああいったところに近いものがある。
ただ、日本とアメリカの違い、それはセットの質。
日本の民放のコメディ番組なら、いかにもコメディ番組ですよと言う雰囲気のセットが作られているが、
あちらのコメディは普通のドラマのセットでコメディをやる様な感じが。
最近のサラリーマンNEOとかはどことなくコメディらしからぬ(というか一部コントは本物のセットを拝借)セットでのコメディが展開されるが。
そこら辺は、お金がかけられないからかしら。
お笑い番組だということで。
その点、あっちはコメディだろうが普通の作品だろうがシリアスだろうが、
ガチで勝負しているような感じが。
日本もあんな感じのコメディもっとやって欲しいけどなぁ。
あ、あと映像の質感もあるのだろうか。
映画と同じコマ数で撮るか、普通のコマ数か。
後は暖色系か寒色系か。
うーん、難しい所も多々あるようで。