葬儀場に到着したのは開始30分前。
まず、係の方の指示に従って、記帳カードに記帳をする。
てっきり署名用紙みたいなものに書いていくのかと思ったら、
全然違っていた。あ、個人情報保護のためだろうかね。
そのあと、記帳カードと香典を受付に渡す。
受付には顔を知っている親戚の方がいたので、どうにかスムーズに行けた。
会場はビルの2階。エレベーターで上がるのだが、
丁度その親戚の菩提寺の住職の方も一緒に乗ってきた。
2階に到着してすぐの場所には、親戚の方の生前の趣味の品々が展示されているスペースが用意されていた。また、お元気だった頃の写真なども展示・・・。
ああ、この人やっぱり祖父母の通夜からに来てた方だった。
ここで、ようやく思い出した私は一体。
眠っている姿ではなく、生前の姿で識別できた俺は・・・。
長年のブランクがあるから致し方ないのかもしれない。
一応、親戚ということで親族席に座って、開式を待つ。
その間、会場内にはBGMが流れていた。まるで結婚式のような感じが。
式は14時から始まった。
まず、葬儀屋の司会者の方が出てきて、生前ナンチャラカンチャラというMCが入る。
へぇ、葬儀場でやるとこういう司会があるのね。
まるで結婚(ry
その後、照明が落とされ、スポットライトを浴びながらの住職の入場。
これまた(ry
司会者の紹介によると、この親戚の菩提寺は曹洞宗だった。
あれ、前に曹洞宗の葬式に1度参列したことがあるような。
ああ、
私の同級生の葬式だったっけ。
今回はお寺ではなく葬儀場で行われたので、
座席は中央に祭壇やら遺骨やら住職やらがいるわけではなく、
よくある葬式の座席配列だった。
お経のあとは、弔辞や弔電の読み上げ・・・
だが、弔辞がなんか参列者に向けたコマーシャルのような感じがしてならなかった。
献血やっているところとかね。企業とかね。
一番良かったのは親族の話。孫からおじいちゃんへのお別れの言葉とか
喪主挨拶は泣いてしまっていた。
立派な子や孫を残して旅立ったんだなぁと。
でも、喪主の顔を見ていると、亡くなられたおじいさんに顔立ちが似ていた。
そのあと閉式の言葉のあと親族はそのまま残り、一般参列者は帰宅。
葬儀自体は50分ほどで終了したがなんか足りない。
葬儀会社の会場ということもあるのだろうか、同級生の葬式の時と異なる点も幾つかあった。
最後の最後に参列者全員で何かしらお経を唱えていない。
お寺が会場になっていると、もしかしたらそれがあったのかもしれないが。
いや、同じ宗教でも宗派などの違いで何かしらがかわるのだろうか。
一旦、休憩を挟んで、親族はそのまま五七日法要に参加。
これで、葬儀は終了・・・ではなく、会食があった。
そういえば、うちの祖父母が亡くなったときにも葬儀の後にそんなことをしたような。
自宅にたくさんの客を呼んで、会食していたような。
16畳の和室が役に立った時かもしれないが、現在は無駄にだだっ広い空間orz
ああ、リフォームしてホームシアターが(ry
それはさておき、会食はビルの3階の部屋で行われた。
エレベーターでの移動時には、今度は亡くなったおじいさんの遺骨と共に移動。
・・・なんか、偶然なんですかね。
そして、親族だけで会食。
これが私にとってみればまともな昼食となった。
軽くテーブルの方やら喪主の方、おじいさんの孫などと会話をして、
最後に喪主挨拶と。
そんなこんなで葬儀の全日程は終了。
ただ、縁石を乗り越えて帰宅しようとしてたSUVがあったんだが。
葬儀場だからまあ、お迎えは(ry
うちは縁石を乗り越えずに帰ってきましたがねw
ただ、母の話だと、うちの祖母が
そのおじいさんの家に“お迎え”に行ったとかいう夢をみたらしい・・・。
丁度、お盆を過ぎたあたりに亡くなったので、もしかしたらもしかすると。
とも思えたり。
うちの祖父母は亡くなって結構時間が経ったから寂しくなったのだろうかね。
しかし、人はいつ亡くなるのか。そんなのは予想できない。
うちの親戚のおじいさんもそうだが、梨元さんだってそう。
私の祖父母もそうだった。
なにやら、誰かしらのツイートやらなにかをみると、
「けいおん!!」に楽曲提供された方も、
先月その話を自身のブログでした2日後に亡くなられたとか。
まあ、今や葬儀屋がある程度取り仕切ってくれるようだが、
う〜ん、もしも自分が死んだらどうなるんだろうかとね。
どうせだったら、ゴタゴタしないものにしたい。
葬式だって簡素なもので十分。
できれば、お墓の中には入りたくはない。
本当の意味で自然に帰りたいと。
ただ、ネット上に知り合いとかがいる場合、どうなんだろうか。
連絡手段とか。
携帯でもPCでもいいからメールアドレスの交換とかはしておいたほうが
もしもの時があったとしても大丈夫なのかもしれない。
しかし、遺族が亡くなった人の交友関係を知らなかったら、どうしようもない。
ふと、現代の盲点というのも感じてしまった。
けいおん!!の楽曲提供者や梨元さんに関しては、
遺族の方の仕事仲間の方などがホームページの更新やツイートをされていたりするようだ。
私の場合は一応、母にはネット上に知人がいるということだけは伝えているが。
ま、何が起こるのかはわかりませんからね。